提携賛成社は隣国の提携社の倒産と前後して倒産した。
しかし、今更になって、分社時に提携賛成社に入った連中(20人位)が、
「元々同じ会社だったんだから、提携賛成社倒産時と同じ役職で再雇用してくれ」
って、連絡してくる。
というか、俺が、そいつらの窓口に指定された。
(窓口を指定しないと、業務が回らないレベルで、電話、メールがあったから、仕方ないと諦めているが)
まあ、幸いにも提携反対社は好調だが、大量に中途雇用抱えるほど余裕がある訳でもない。
それに現社長が、提携賛成社に付いた連中を嫌っているので、難しい。
また、分割時とは微妙に現在の主力業務が変わっており、提携反対社でのスキルじゃ役に立たない。
後、提携賛成社と提携反対社では出資者が当時の社長、現会長というだけで、没交渉の別会社になっている。
という理由を説明して断わっているが、収まらない。
このため、再雇用試験を用意したが、試験を知った提携賛成社設立後入社した連中まで、試験を受けさせるよう言ってきた。
中には、隣国の提携社から出向して来ていたらしい隣国人も受験したいらしい。
おかげで、再雇用試験受験者が百人を超えそうになった時点で、現社長に相談し、試験問題を作成した。
結果、合格者無し。
現在の主力業務に関する問題と、更に現在の主力業務では必須の英語のヒアリング問題を出したら、隣国の提携社から出向して来ていた奴も全然駄目だった。
まあ、提携賛成社では主力業務が違うのと、必要とされる外国語も隣国語だったらしいから、難しいとはいえ、1ヶ月前に試験内容を説明してあるのに、全く勉強せず、更には「こんなの差別ニダ」ってファビョったのにはまいったが。
まあ、社長と相談して、採点を捏造した、と言われたくなかったので、自己採点後、こっちで正式に採点、更にコピーを本人に渡したため、試験以降は再雇用を求める電話は一気に減ったが。
そして、それから数ヶ月経ち、電話がほぼ無くなったので、担当を解除されたので、ホッとしつつ、記念カキコ。
ちなみに、提携賛成社の社長は、倒産前に現会長宅へ融資や財産分与の電話をかけてきたらしい。
しかし、分社時に、財産は生前贈与の形で分割していたらしく、断わったそうだ。
その後、倒産前後で隣国に渡り、生活しているらしい。