なぜか元夫と元義両親が訪ねてきたのだが…

奴らの目の前で着火、燃えてる紙を奴らの方へ放った。
何するんだ！とキレる３人に激怒の母親が愛用の味塩コショーを噴霧。
父親と弟がにこにこしながら彼氏を連れてくる。

「この人、姉の婚約者です。」
彼氏「はい、A子さんと婚約させて頂いてるB山B男と申します。
前の旦那さんですよね…今更何を？さっきの話ぶりではA子さんを
愛しての復縁ではなく、便利屋として連れ戻したいと言ってるとしか…」

父親がにこにこしながら彼氏の肩を叩く。
「まあまあ！いいじゃないか、無駄足だったんだから！
いやぁ、娘にもようやく春が来ましてねー
おたくさんらにいらん苦労をたくさんかけられた分幸せになって欲しいと思っててね。
ほら、見て下さいよ。彼の眩しい事眩しい事。
見るからに好青年、おまけに高収入の高身長に高学歴でね。凄いでしょう。
こんな恋人がいたらおたくさんの冴えないくたびれた息子さんなんて
目に入りませんよ。おまけにおたくさんみたいな親が付いてる。
娘もバカじゃないんでね、二の鉄は踏まないんですよ。
つまり、あんたらの顔は二度と見たくないって事ですわ。これが本当の用無しですよ。
では、お元気で。」

父親と弟がアッハッハ帰れ帰れ！と突き飛ばすように奴らを追い出し、
母親が空になった味塩コショーの容器を元夫にブン投げ、施錠。

若干ポカーンな彼氏に皆で事情を説明し謝罪。彼は笑って許してくれて
「話は聞いてたけど聞きしに勝る人達だねー
これから気合い入れて守ってくから安心して」
と言ってくれた。

二度と嫁になんか行かせない！と意固持になってた
父親からも婚約を認めて貰えてかなりのｽｶでした。

家族の連携プレーも思い返すと笑ってしまう。
弟嫁ちゃんに謝りまくられたけど途中で皆で笑いころげてしまった。
これできっぱり縁切り出来た事だし、弟嫁ちゃんには機会を貰えて逆に感謝ですた。