どこでもドアが欲しかった

女『チョコあげる^^』俺「ありがとー♪」 → チョコの中にはキラキラと透明な粒が → 俺「ま、いっか。いただきまーす♪」 → チョコを噛んだ瞬間…

time 2016/11/24

女『チョコあげる^^』俺「ありがとー♪」 → チョコの中にはキラキラと透明な粒が → 俺「ま、いっか。いただきまーす♪」 → チョコを噛んだ瞬間…

「致タヒ量の塩が入っていた、あんたタヒぬところだった」と号泣してました。
僕はチョコレートでタヒぬところだったそうです。

その後しばらく何も喉を通らなかったので入院して様子をみ、回復して学校に行ったら病欠したことになっていました。
僕がチョコレートを食べて倒れたことは誰も知らなかったようです。
僕は女の子の真意が解らず、頃されるほど恨まれているのかと怖くなりました。
ですが帰り際、靴箱に手紙が入っていて
「告白したのに返事もせずに休むなんて酷い」
となぐり書きのメッセージが書いてありました。

休んだのはあなたのせいだ・・・とは言えなかったので、頃されたくなかった僕は謝りました。
そして謝った時に真実を聞き出しました。
「あのチョコレートはね、手作りの塩チョコなんだ、私の手で作ったものを食べて欲しくて」
「塩どのくらい入れたの?」
「ひとつ【か】み」
ひとつまみの塩を入れるはずのところを、ひとつかみ入れた結果、あのサツジンチョコレートが仕上がったそうです。
他の人にあげたのか聞いたんですが、
「塩チョコは特別なあなただけ」と言われたので、他に被害者はいないようです。

きみは料理しちゃいけない、誰にも食べさせちゃいけない、と言ったら、翌日僕が女の子をいじめたことになっていて、無視が始まりました。
でも誰にも真実が言えずに、卒業まで耐え続けました。

僕はその出来事があったときから、チョコレートが食べられなくなりました。
臭いもダメで、人のゲロの臭いをかいだ時よりも酷い吐き気に襲われて、瞬時に吐いてしまうほどです。
塩辛いのもダメになり、大好きだったフライドポテトも塩抜きしか食べられなくなりました。
けれど塩は匂いがないので、外に危険がすくないのが救いです。

(Visited 11,159 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •