どこでもドアが欲しかった

家族で超混雑の新幹線に乗車→やっと降りると嫁が呆然と俺を見ている→結果…

time 2016/11/24

家族で超混雑の新幹線に乗車→やっと降りると嫁が呆然と俺を見ている→結果…

10数年前の帰省の時 。
嫁・自分・7歳長男・3歳次男で新幹線に乗った。 

混む時期ではなかったが、運悪く前日に地震があり、半日運休して、その日の朝運転が再開されたため、乗車率200%だった。 
指定席をとっていたので、席には座れたが通路まで人がいっぱいで大混雑していた。

地震の影響で減速したり、本来止まらないはずの駅でも停車するなどして、時間も大幅に遅れる。
皆身動きも取れないくらいで、駅を出るたびあちこちで
「混雑で降りれませんでした、次の駅で折り返します」とか携帯で連絡する声が聞こえていた。 

子供たちが飽きてきたり、寝たりして予定が狂いながらも、なんとか目的地に到着。
子連れなので早めに席をたって、出口近くに移動していた。 

いよいよ駅が近づくと、同じように出入り口付近に人が押し寄せてきた。
一個前の駅は、利用者の多い大きな駅で、大勢がおり遅れていた。
この時点で俺が下の子を靴を脱がせて抱っこして、嫁が上の子と手をつないでいた。 

ところが駅に着くと、前の駅で降り遅れた人が今度こそ降りようと後ろから押しのけてくる。
子供をかばいながら、もう片方の手で側にいた妊婦さんをかばって何とか駅に降りた。
妊婦さんに気を取られているうちに、少し先にいたはずの嫁を見失い周りを見渡すと、自販機のそばで嫁を見つけた。
人ごみをかき分け駆け寄ると嫁は呆然と俺を見ている。
長男がいない?長男のリュックだけ持ってる?

ゾッとして振り返ると…

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