予想以上だった。
倒れた食器棚、そこから溢れていた割れた皿、調理台のシンクには母の拳形の穴、ブラウン管テレビにも拳大の穴、半分に亀裂の入ったテーブル…
泣きすぎたのか目が腫れたA母と、指先に包帯しているA、母の顔を見た瞬間泣き出すA妹。
話し合いの内容は
『こんな家には住めないだろうから最低限の資金を出してやるから引っ越せ、2度と顔を見せるな』という母の申し出。それに対するA母の同意とその内容に関する一筆。
A宅は一週間後には引っ越して行ったらしい。
その後妹は中3になった時に無事出産。俺は叔父さんになった。
嫁との子どもがもう少しで産まれるので
思い出して書き込みました。
A宅は子ども2人の母子家庭で、母親もパートしかしてなかったので、こちらを訴える財力もなかったと思います。母のしたことはかなりのDQNだと思いますが、
子ども同士のことだから、とこちらと一切取り合おうとしなかったA親にも責任は少なからずあるのではないかと思います。
だからと言って我が家の母がしたことも立派にハンザイだとは思うので、自分はそうならないようにしたいと思います。
姪はすくすくと育って、嫁が実家に初めて来たときから嫁に懐いて、緊張を解いてくれました。
嫁が『姪ちゃんは妹ちゃんに似てるよね』と言った時、母と妹が泣きながら『本当に?』と言っていたのが忘れられません。
噂によるとA宅は結局、私鉄で二駅の場所に引っ越したそうです。
もっと遠く行けよ、とは思いましたが、会うこともないでしょう。