どこでもドアが欲しかった

ある日彼男にメールでフラれた → 1ヶ月後、彼男の携帯からメール『私は彼男の彼女…いや、妻です』 → 結果・・・

time 2016/11/24

ある日彼男にメールでフラれた → 1ヶ月後、彼男の携帯からメール『私は彼男の彼女…いや、妻です』 → 結果・・・

彼男からだった。
しかし、それは明らかに彼男が打った文ではなかった。
内容は、彼男が携帯を家に忘れた。それでメールした。いきなりだが、彼男とどんな関係だったのか?
というものだった。
本当は、文面の日本語がもっとおかしく、明らかにパニックを起こしているような文面だった。
私子は以前、彼男から彼女ができた。とメールで知らされていたので、おそらく彼女が彼男の携帯を見てしまったのだろう、と思った。
正直私子は、余計なことに巻き込まれたくないのと、最後に連絡してから一か月以上経っていたので、
わざわざ面倒なことを言わないほうがいいだろうと思いそのメールを無視した。

しばらくすると、また私子の携帯が鳴った。彼男からだ。
少し落ち着いたのか、彼子が打ったであろうメールは少しまともになっていた。
それには驚くようなことが書いてあった。簡単にまとめると、
「さっきメールしたものです。私(彼子)は彼男の彼女です。と、いうか妻です。
先日結婚しました。最初このメールを見たときは、あなた(私子)に謝罪してもらうつもりだった。
でも、彼男はあなたに彼女はいない、って言ってたのですか?それなら、あなたを責めたりはしません。
でも、傷つく人もいるのです。よかったら、教えてください。」
という内容だった。
これを見て事の重大さに私子も気づいた。でも、もう私たちは別れた身だったので、正直に過去の経歴を話した。
すると、彼子からメールが来た。それには、私子もかなりショックを受けた。
「彼男は二股してたんですね。私たちは7年の交際を経て結婚しました。あなたは何も悪くない。本当に話してくれてありがとう。
また、彼男が帰ってきたら連絡してもいいですか?」
と、書いてあった。
つまり、彼男は彼子がいるにもかかわらず、私子に交際を申し出たわけだ。
逆算すると、私子と彼男が別れた時は、ちょうど彼男が彼子にプロポーズした時期と重なった。
あんなに素晴らしい人が二股なんて。私子の受けたショックは想像以上に大きかった。
それと同時に、彼子が受けた心の傷が心配になった。
2,3通彼子とメールしたが、挙式をしてまだ1週間も経っていなかったことを知った。
言うまでもなく、とても辛そうだった。

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