どこでもドアが欲しかった

貧血でロッカールームで寝ていたら、とんでもないものを見てしまった…

time 2016/11/25

貧血でロッカールームで寝ていたら、とんでもないものを見てしまった…

背中に 立 派 な 昇 り 龍 の 刺 青
なんかワンポイントTATOOとか
国内外のミュージシャンが入れてる洋風なTATOOが
TATOOシールに見えてしまうほど本物の動きだしそうな見事な龍
「ひいぃ!」と悲鳴を上げてしまい、
振り返ったのは、若手女子社員のA子だった

このA子、入社数年目で20代半ば
お嬢様で上品で、何より可愛くて
性格もいいので男女みんなから好かれている
出身大学ははF女学院
休日のバーベキューの帰りに車で家まで送っていったことがあるけど
都内なのに立派なお庭の大きな実家だった

容姿も小柄で細くて色白で、顔は小西真奈美に似てる
何人もの男性社員が果敢にも告白して玉砕してる
嫌みのない社内のアイドル

そんな彼女の背中に昇り龍がいたなんて。

そういえば社員旅行の温泉も、体調不良を理由に毎年入らないし
みんなで海に行った時もTシャツを脱がなかったし
スーパー銭湯も行ったことがないと言ってたし
会社の健康診断も、会社指定の病院で無料の検診を受けられるのに
一人だけ一部自腹を切って外部の病院に行って書類だけ提出していた

お嬢様だから人前で肌を出すのが嫌なんだと思ってた

私の存在に気付き、目をまん丸にしてA子はへたりこんだ
私も私でパニックになり、作った寝床もそのままで飛び出してしまった

まさか暗いロッカールームの奥で、先輩が寝てるねんて思わなかったんだろう
ちなみにA子はその日、私用で午前中の半休を取っていて
昼から出勤したみたいだった

明日からものすごい気まずいけど、社内の人には喋れないので投下してみた。

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