どこでもドアが欲しかった

転校してきたばかりの息子は学校でからかわれていた→ある日…

time 2016/11/30

転校してきたばかりの息子は学校でからかわれていた→ある日…

息子が小3だったころの話。

転校してきたばかりで、いじめというほどじゃあないのだけれどちょっとからかわれてばかりいた息子は、わりといつもイライラしていたんだそうで。
ある日、同学年・別のクラスの男子がしつこく下級生の女の子を
「バカ、バカ!」
と怒鳴っているのを見て、普段の鬱憤もあってブチ切れた。

周囲には他にも大勢の子がいたが、みんな遠巻きにして何もできない。
息子はその男の子Aに
「てめえ、何してんだ」
と因縁付けてぶん殴り合い。

うちの息子は大人しい上に運動音痴なのだが、Aの虚をついたためか向こうが逃げ出すことになった。

放課後、担任のB先生から電話があってだいたいの顛末を私は知った。

数日後、学校に行く用事があったのだが、そこで担任じゃないC先生・息子・私の三人で立ち話していた。


すると、そこにAが、自分の母親をひっぱってあらわれた。
そして、うちの息子を指さし、
「こいつ、昨日俺が何もしてないのにいきなり殴りかかってきたんだ」
と言い放った。
A母、見るからにガラ悪い。
つか、普通の住宅街になぜこんな人がいるのかわからんレベル。
A母ブチ切れて
「ああーん? てめえそんなことしていいと思ってんのかよ、ふざけんじゃねえ!」
と怒鳴り始めた。
あっけに取られた息子は言葉がでない。
A君までもが一緒に怒鳴り始める。
事情を知らないC先生は、息子にやや厳しい口調で
「なんでそういうことをしたの!?」
と詰め寄った。

私がC先生に事情を説明し始めたのだが、パニックになった息子はAに掴みかかった。

びっくりした私は…

(Visited 2,064 times, 1 visits today)

down

コメントする

シェアする

  • 人気記事

  • 最近の投稿

  • 最近のコメント

  • アーカイブ

  • カテゴリー

  • メタ情報

  •