その人は、突然ものすごいいびきかきはじめた。
全員「これはヤバイ!」って慌てて救急車呼んだ。
でも事務所の人もパニック状態。
そうしたら、そこの会社は重金属を扱ってて法律で年に2回専門の検診?を定められているらしく、それが当日で、パニック中ちょうど検診の医師がやってきた。
そこで、慌てて話して診てもらった。
その医師は、
「さすがに専門じゃないからわからないけど」
と言いながらも、適切な処置を施してくれた。
そのところで、救急車到着して連れていって貰ってた。
あとで聞いたら右半身にちょっと障害は残ったけど助かりましたということ。
当時60は軽く越えた職人さんで(ここの社員じゃなかった)普段工場内の個室で一人作業してたそうだ。
担当さんが急遽応接室に呼ばなかったら、現場で倒れてて発見も遅れていたかもしれない。
また、検診の医師さんがタイミングよく来なかったら、助からなかったかもしれない。
本当に、人生は本当にわからないと思った。
その後、その職人さんはリハビリ終えて杖つきながら仕事に戻ってきたそうだ。
この歳でちゃんと戻ってきて仕事出来るなんてすごいなと思う。
今度は個室ではなく、その工場の若い人たちにノウハウを教えながら仕事しているらしい。
(今まではまだまだ元気だし一人で出来る仕事だから!と個室にこもっていたとか)