実母から虐待されてた。
まあ今で言うネグレクト程度だが。
で、このクソ母は父に隠れて浮気や莫大な借金をしており、それは893系金融にまで及んでいた。
あちこちから借りパク+新しい借金で利息を払う綱渡りをしていたが、とうとう893が身柄をさらおうって流れになったらしい。
それを彼氏から聞いたクソ母は、農家である俺んちには要らない長男=俺さえ残せばいいやと、他の兄弟だけ連れて彼氏と逃亡。
俺は珍しくおやつがあったり玩具独り占めできることに上機嫌で留守番。
そこへ893来襲。
強面のオッサンに囲まれて俺半泣き。
切れ切れに聞こえてくる話からどうやら俺一人を残して母達は逃げたと判明。
待ってりゃ金づる(勤め人の父)が帰ってくるから、893的にはミッション完了でのんびりだろうが、俺は恐怖の只中。
誰かがダメ押し程度に母の帰宅予定を聞いた瞬間…
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俺のリミットが切れた。
「ママは要らない子だからボクだけ置いて行ったんだ。弟達だってもう帰ってこないんだ。ボクはオジサン達に殺されるんだ!」
と号泣(俺当時の記憶ここまで)。
それ以降、父が帰るまでの間ひたすら泣き喚きつづけ…。
父が帰ってきた時には893達がこの子何とかしてくれと泣きついたらしい。
俺の哀れさがツボったのか、893は父と俺だけが残った我が家から金をむしるのは諦めたらしい。
父曰く、偉いさんらしい人から
「その子大事にしてやって下さい、母親や弟妹に捨てられるなんて可哀想じゃないですか」
と言われたとか。
それが我が家見逃しの条件だったとか(父が盛ってる可能性有り) 。
不思議な話、母親達のその後が杳として知れない。
警察に捜索願等も出してたんだが、近所の駅でご近所さんが見かけたのが最後。
帰省してきた大学生の娘が、実は借金があってとおずおずと相談してきて思い出した話。