小学校6年のときの話、俺は公園のベンチでボーっとするのが趣味みたいになってた。
ある日、公園でボーっとしてたら見たことのある奴らが公園に入ってきた。
それは同じクラスの仲良しグループ4人、内一人が小型犬の飼い犬を連れてた。
俺はそれに気づいてから、公園から出ようとした。
俺はそのグループの事が苦手だったし、虐めと言うほどじゃないけど陰口を叩かれたりしてたから。
公園の出口に向かおうとするといやでもそいつらとすれ違う事になるので、向こうが気づかなければいいなと思いながらすれ違ったら向こうから「おぉ、○○じゃないか」と声をかけられて、俺は「ん、あぁ」とか返事して軽く挨拶してそのまま帰ろうと思った。
そしたら後ろから「それ、行け!」という声と足音っぽい音が聞こえてきて、振り向いたらそいつの飼い犬が縄をはずされた状態で俺に向かってものすごい勢いで走ってきた。
たぶんそいつは俺にちょっかいをかけるつもりで「あいつに遊んでもらえ」見たいな事を言ったんだろうし、犬も俺に遊んでもらうつもりで追いかけてきたんだと思う。
当時、というか今もだけど、犬が苦手だった俺はなんか叫びながらその犬から逃げた。
俺に犬をけしかけた4人は腹を抱えながら笑っているのが見えた。
俺は走って逃げたけど、そもそも犬に追いつけるわけが無くて犬に飛び掛られて転びそうになるけどバランスを立て直してまた逃げた。
それでも犬が追ってきて、俺はとっさに犬の方を向きなおして犬の腹に思いっきり蹴りを食らわせてしまった。
犬は俺にけられて飛んで、近くにあった水のみ場にぶつかった。
その直後俺は犬を飼ってた奴にぶん殴られてた。
その後どうなってたのかよくわからない。
後で聞いた話だけど、そいつに一方的に殴られてたら公園にいたおじさんがそいつを止めて近所の人が学校かどこかに連絡したんだと思う。
犬をけってから、父にしがみついて泣き喚いていたところまでの記憶は無い。
犬は当たり所が悪かったのか後に死亡。
当然問題になったし、学校で話し合いにもなった。
犬の飼い主もそいつの母親も俺に対して「よくも○○を」「遊んでた犬を殺すとか狂ってる」見たいな事を騒いでて話にならなかったので別室に移動されて、俺の家族と犬の飼い主父、犬飼い主の友人3人に学校の担任と校長、あと数人の先生で話し合いをしてた。
俺は犬に追いかけられてついやってしまったと主張
飼い主父は子や母にいろいろ吹き込まれたのか最初は「お宅の子供がうちの飼い犬を虐めて殺した」という立場だったけど最終的にはきっかけは自分の息子が犬をけしかけたことであることを認めた。
金が動いたかは俺はわからない(親が教えてくれなかった)。
ただ、飼い主友人三人は「恐がってたと思ったけどあそこまでするなんて(俺)はおかしい」見たいな証言をしたらしい。
先生や他の大人の結論は「犬をけしかけたほうが悪いが、だからといって殺すのはひどすぎる、殴ってしまうのも無理は無い」といった感じだった。
飼い主とは中学が違ってそれから会うことは無かったけど、これがたぶん最大の修羅場