祖父は柔道を辞めて一切の柔道関係の物を捨てたのも修羅場。
家族が必死に止めたけど自分は柔道家としてやってはいけないことをしたの一点張りだった。
本当に今でも祖父に手を出させたことを申し訳なく思う。
柔道を辞めた後はどんどん年老いていってその事件から6年後に
祖父が肺炎で亡くなったのも修羅場。
自分が家族を誘って海外旅行を計画したのが元凶だし
海外は嫌だという祖父を無理やり連れて行ったのも自分。
何もかも自分の責任だと今でも思ってる。
最近子供が柔道教室に誘われているらしくどうすればいいのか分からないのが今の修羅場。
もちろん自分の子どもと祖父を重ねるのはお門違いだとは分かってはいる。
嫁にもこの事件の話はしていない。話したら嫁はどう思うだろうかと思うと怖い。
そしてあの時の若者たちが最後はどうなったのかは未だにわからないのも
凝りとして自分の胸の中で燻ってる。