みんなポカーン。Aちゃんもポカーン。
新郎君「し、新婦ちゃん…?」
我に返ったAちゃんが
「はぁ!?クソブスなに言ってんだ!?」
と言うが、新婦ちゃんは
「あるの?ないの?」
「あるに決まってんだろうが!頭おかしいのかこのブス!!」
と叫んだAちゃん。
それを聞いた新婦ちゃん、ニッコリ。
「鏡見たことあるなら安心して聞ける♪
あなたが私に勝ってると思うところ、ある?
私が見た限り、1つも分からないんだけど…教えてもらえる?どこ?」
Aちゃんリアルに(゚Д゚)←こんな顔してたw
新婦ちゃんは
「それにね、あなたが大好きな新郎君は、
残念ながら私のことがだああああああああい好きなんですって。ね?新郎君♪」
新郎君は「うん!新婦ちゃん大好き!愛してる!
新婦ちゃんは俺のシン○レラなんだ!」
それを聞いた新婦ちゃん
「ほらね?ご愁傷様でしたぁ~♪」
とルンルン。
可愛い。クソッ。
Aちゃんは泣きながら
「何なんだよ!私のほうが好きなんだよ!ブス!ブス!○ね!」
そこで新婦ちゃん、静かにキレた。
「あなた、結婚式って何の為にあると思う?
私はね、両親への最高の親孝行だと思ってるの。
お父さんお母さんみたいに、私達も素敵な家庭を築いていきます。
いっぱい迷惑掛けてごめんなさい、育ててくれてありがとうって、
私の両親に伝える場所。
こんなに素敵な新郎君を産んでくれて育ててくれて、
本当にありがとうございますって、
新郎君ご両親に感謝する場所だと思ってる。
そんな大事な式を、あなたは壊そうとするの?
私だけのものなら何でも壊していいよ。
だけど、この式だけは許さない。
私が気に入らないなら後で話し聞くから、今は出て行って。」
凄く冷血な目で、ワントーン落とした声で、淡々とそう言った。
式場スタッフに腕を引かれ、Aちゃんは泣きながら出て行ったが、
ごめんなさいの言葉は無かった。
はぁー!と大きいため息を新婦ちゃんがし、ニッコリ笑って言った。
「もう言っちゃったけど…お父さんお母さん、産んでくれてありがとう!
新郎君のお父さんお母さん、新郎君を産んでくれてありがとうございます!
幸せになりまーす!さ、続きしましょ♪」
新郎君は顔ぐっしゃぐっしゃにしながら新婦ちゃんに抱きつき
「俺のぜいでごべんでー!じんぶじゃんだいずきー!」と泣いていたw
それで笑いが起き、式はなごやかに進行。
その後Aちゃんはご両親と謝罪に訪れたそうだ。
数ヵ月後、新郎新婦の新居に招いて頂いた際、あの時のことを話した。
「ブスにブスって言われてもねーw別に何とも思わないよねーw」
と新婦ちゃんは笑っていた。
「新婦ちゃんマジ可愛い。愛してる。浮気しないで。
捨てないで。俺のシン○レラ。」と新郎君は相変わらずべったべた。
可愛い上に料理上手、明るくて面白い新婦ちゃん。
本当に新郎君は素敵な女性を見つけたなと思う。
今では4人で仲良くさせてもらってるが、
私と彼もやーっと結婚が決まった!
泣いて喜んでくれた新郎君新婦ちゃん夫婦。
こんな夫婦になりたいと思う。頑張る!