どこでもドアが欲しかった

不妊治療を40まで続けた。俺「諦めよう」嫁「まだやる!!」嫁42歳でまさかの妊娠。しかし残念ながら‥

time 2016/11/30

不妊治療を40まで続けた。俺「諦めよう」嫁「まだやる!!」嫁42歳でまさかの妊娠。しかし残念ながら‥

俺48。嫁45。
友人には孫が生まれたという話もチラホラ聞こえる年齢。
しかし俺はもう嫁と一緒に生きて行くのがしんどくなった。

結婚したのは20代半ば。仲間内の中では早い方だった。
が、子供が出来なかった。
嫁と一緒に検査を受けたら双方に少しずつ原因があった。
俺の方はセイツが少なく、嫁は排卵障害と着床不全らしい。
が、治療すれば妊娠の可能性も十分あると言われ
子供欲しさに不妊治療を開始した。
だが結果が出ない。
俺が40歳になった時、精一杯やった、もう諦めようと言った。
だが嫁は諦められなかった。
自分(嫁)が40になるまでやらせてくれと。
だが40になっても諦められないようだった。
約束だ、これで終わりにしようと言ったがだめだった。
俺のセイツを冷凍保存したいと言い出した。
そうすれば嫁が嫁のタイミングで勝手にやるからと言った。
その言い方に腹が立った。
生まれて初めて人に手をあげた。
初めて人を叩いた自分に動揺した。
嫁は泣きながら頼むからそうしてほしいと懇願し、
俺は叩いてしまった罪悪感から受け入れてしまった。
けど、妻にとって俺ってなんなんだ?という気持ちが
その頃から少しずつ膨れ上がってきた。

その凍結セイツを使って、それまで一度も着床しなかったのが嫁42歳の時まさかの妊娠。
すぐさま嫁は会社に辞表を出した。
そして大事に大事に過ごしていた。


だけどなんだろうなぁ・・・俺、喜べなかったんだよ。
もちろん無事出産できればとは思った。
それとは別に自分自身が本当に子供を望んでいるのかどうか分からなくなっていた。
もっと酷い言い方をすれば、嫁の妊娠への執着に引いてた。
仕事を辞めるのはいいが、全く相談が無かったことにも。

しかし…

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