警察「○○さんのご主人さんですか?○○署の○○と申します。お電話失礼します。」
携帯電話は嫁からだったので動転した。
俺「えっ!?」
警察「○○さん。落ち着いて聞いてください。奥様がなくなられました」
アルコール依存の自殺率はすごいと医者からきいていた。
くれぐれも目を離さないでほしいと。
しかし限界だった。
自殺は近所のマンションからだった。
オートロックのないとこ。
もう悲しみも通り越して自分が崩れていった。
親を呼んで俺は葬式もでれずずっと寝ていた。
結婚して寂しかったようだ、なにか後悔でもあったのだろうか。
結婚して暗くなった。
バックに財布とか遺書があったし。
あとで家を調べたら大量にビールがあった。
断酒会ってのがあって家族同士辛いこと話したり
患者同士で頑張ろうみたいなのには参加してた。
一緒に旅行したりしてたしお金は自由にさせてた。
会話もしてたが。
ちょっと思い出して気分悪くなってきた。
ちなみに今も無職。
おれがうつ病になった。
遺書には、ごめんなさい。
ほんとにごめんなさい
と震えた字で書いてあった。
真相がわからない。
だから辛い。
後悔ばかりして今でも泣く。
あの時悔しいのが一瞬ホッした自分がいた。
そんな自分がいやだ。