10歳くらいの時かな。
夕食に鍋料理が出て、蟹が二匹入ってた。
とても寒い夜だったので、体は暖まるし蟹や海老やお野菜やお肉の出汁が良く出ていて 、とっても美味しかった。
最後に蟹が残って両親が爪や脚の殻を割ってくれて食べた。
鍋の中には蟹の胴体が二つだけ残り、
両親「あー食べた食べた。美味しかったー」
と言ってみんなで手を合わせてご馳走様をした。
当時、蟹の食べ方なんて全然知らなかった私は何気なく
私「胴体は食べられないの?」
父「胴体は内臓ばっかりだから食べられないんだ」
私「食べられないのに何で入れてるの?」
母「出汁が出て美味しくなるのよ」
私「ふーん」
母「ご飯食べたんだから部屋に戻って勉強しなさい」
私「はーい」
月日は流れ時は過ぎ…