数年前、いつものように出勤したら何やら不穏な空気。自分が顔出した瞬間みんなが黙る。ちらちら見ながらこそこそ話。
なんだ??と訳わかめな俺。訳わからんままお仕事してたら上司に呼び出しくらった。
上司「…まあそこに座れ」
自分「…ハイ」
眉間にシワがこれでもかってくらい出てる。これはヤバい、かなり怒っていらっしゃる。
でも理由がさっぱりわからない。
自分「あの、どういったご用件で…?」
上司「お前、社内で浮気するとはどういうことだ?」
あるひーパパとーふたりでー
ってなぜかこの歌が頭んなか流れました。
俺「はいい!?なんすかそれ!?」
上司「しらばっくれても無駄だ!証拠は上がってんだ!このアンポンタンがっ!!」
ちなみに補足しとくが上司と俺は結構仲いいです。多分この時の怒りは可愛さ余って、みたいな感じだったんじゃないかしら。
俺「ちちちちがちが!絶対してないっす!できるわけないし!」
上司「相手がゲロッてんだよ!正直に言えよ、な?」
俺「ゲロなら今僕が吐きたいっすよ!なんだーもーわけわかんないー」
上司「落ち着け。いいか、相手も結婚してるんだぞ?好きになったからとかじゃゆるされないんだぞ?」
俺「上司が落ち着いてくださいよ…」
上司「お前嫁さんに悪いとは思わんのか?」
俺「俺は嫁さん大好きっすよ…悪いことなんかなんもしてませんっ!」
一瞬上司の口元が緩んだ。
上司「…本当にしてないんだな?」
俺「してませんよ…心当たりも更々ないです。てかゲロ吐いた人て誰なんですか」
上司「ん?ああ、B子だ」