某地方都市の夜の盛り場での事。
リーマン友人と2人で飲んでいて三軒目のショットバーへ行こうと路地裏へ入ったとき、ヤンチャそうなニーチャン2人とネーチャン1人の3人組に声をかけられた。
決まり文句なのか、女が
「オジサンお金貸してちょーだい」
と、とても借手とは思えない態度でなれなれしく近づいてきた。
当然無視して前を通り過ぎ様としたら
「無視すんなよ、5千円でいいからよ」
と男Aが更にしつこく付きまとってきた。
オレは無視を決め込んでたが、友人はアルコールも入っていたせいか
「おまいらに貸す金など無い」
と相手をしてしまった。
すると男Bが
「じゃあ強制的に貰ちゃおうかな」
と言いながらオレのカバンに手をかけてきて、Aも
「おーれもー」
と言って友人へ飛びかかっていった。
奴らはAが身長180位Bも175位のスラリとした体形、コチラはと言えばオレも友人も165位でグレースーツに黒いバッグのおもいっきりショボいリーマンの格好。
オレは格闘技経験ゼロ、友人も何かやっていたとは聞いていない。
カバンを掴まれた俺は盗られまいと必死に抵抗したが、Bの力も強く引っ張りっこになってしまった。
ついにオレは力尽てカバンを離そうとしたそのとき…