今から20年?近くも前のこと。
とある場所で合気道?だかのデモンストレーションみたいな事をやってる人がいました。
その合気道?の人は見物人の中から私を呼び出して
「君はいい体格をしているが何かやっているのか?」
と聞きました。
「空手とキックボクシングをやっています」
と答えると、この人はちょっと空手をバカにしたような態度で
「じゃあ君、私の胸ぐらをつかんでごらん」
と言いました。
素直な私が言われたとおりにその人の胸ぐらをつかむと、このおじさん、私の腕を変な風につかんでねじ上げます。痛ててて・・。
「どうだい、痛いだろう?じゃあ次は私のこの手首をつかんでごらん」
というので言われたとおりにするとまたも変な風に私の腕をねじ上げます。
こんな事を何度か行った後にこの人、
「君は知らないだろうが空手では想像もつかないこうしたワザがあるんだよ」
とか言ってました。
冗談ではありません。
私は「つかめ」と言われたからこの人の胸ぐらやら腕やらをつかんだだけです。
何か楽しいデモンストレーションでもあるのかと無邪気に付き合っただけです。
普段は道場の組手でもケンカでも相手の胸ぐらをつかんだりするほど馬鹿ではないのです。
自分から自分に有利な態勢を作っておいて人の腕をひねり上げて勝ち誇ってんじゃねーや馬鹿と思いました。
そこで…