「私の毎日は、まず5時起床、朝食作りとウト・夫・コトメ・双子のお弁当作り、
洗濯と掃除、双子を幼稚園へ、2歳子とトメとお昼、買物と双子のお迎え、夕飯作りです。
できるんですね?」と言ってみた。
夫はちょっと焦ってたけど「楽勝wでも交代は無理。仕事あるし」と逃げやがるので、
「来月の連休があるじゃない」と言うと黙った。
夫の会社には電力休暇というのがあって、10日くらい休みになる。
さらにその年はたまたま祝日や土日、休日の出張振替などが重なって、
半月くらいの連休になるはずだった。
ポカーンとしているウトにはトメが「あなたもお休みの日はお手伝いなさってね」と優しく攻撃。
コウトも「ちゃんとやれよ」と私達の味方。
二人とも後に引けず、ひたすら引き攣ってた。
夕食後、テーブルに家計簿を広げ私がどのように家計を切り盛りしているか説明。
連休は月初からだったので、最初にひと月分の生活費を渡す事になった。
翌日ウトと夫を連れて家中を回り、掃除道具の場所などを説明しメモを取らせた。
ウトはチラシの裏にでか文字で書いていたので、途中で書く所がなくなった。
さらに期間中、私は実家の手伝いにフルタイムのパートさんと同じ時間帯(8時-17時)で行くと宣言。
その時、娘さんの結婚式やらお父さんの入院やらでバタバタしているパートさんがいて、
少しでもまとまった休みを…と話していた最中だったので、その期間だけ交換ってことで。
「以上だけど質問ある?」と聞くと
夫「…ないです」
ウト「…」
連休初日、6時に起きて台所に行くと夫が朝ご飯を作っていた。料理はまあまあできる夫、
「うまそうだろ?」とドヤ顔。お弁当は何故か全員分。
夫曰く、節約の為に今日から全員昼は弁当らしい。
コウトもかと聞くと、
「あいつは気を使ってお前には言わないけどコンビニ弁当ばっかりじゃ飽きるし健康にも悪い、
普通は気を使って作ってやるもの、主婦として当たり前、お前は冷たい」とグチグチ…
そこで「コウトくん、お昼は彼女がお弁当作ってくれるからコンビニ弁当なんて食べてないよ。
学食もあるし」と教えてあげた。
さらに私「コウトくんのお弁当はいらないって説明したよね?トメさんも、今日は着付けを頼まれてるから
お昼は家で食べないよ。昨日言ってたじゃん」
夫「…」
「朝ご飯に焼鮭と目玉焼きで、お弁当にも焼鮭と卵焼きねぇ…作ってもらって申し訳ないけど、
私は朝昼晩と食材が重ならないようにしていたのもちろん気付いてたよね?(たぶん気付いてない)
私はいいけどみんなどう思うかなあ。ウトさん血圧とかねぇ…塩分のとりすぎはねぇ…」
と夫のマネしてグチグチ言ってみた。
ちなみにウトの血圧は別に異常ない。
さらにチェックすると、一つだけおかすが違うお弁当が。これは何かと聞くと
夫「2歳子は卵アレルギーだろ?」
もうね、呆れてしまった。
私「双子が小さい頃、卵アレルギーかもって時期が一瞬あったけど、結局大丈夫だった。
あなたにもちゃんと報告した。2歳子は今の所アレルギーなし。自分の子の事なのに何も知らないんだね」
夫ボーゼン。
ちなみに2歳子のお弁当には、卵焼きの代わりにぶつ切りのちくわと皮をむいたキウイが詰められていた。
ちくわとキウイが密着していたので、「キウイ味のちくわマズソー」とも言ってみた。
慌ててアルミカップ探してた。
朝食後、双子を幼稚園へ送り、掃除と洗濯したみたい。
コウト曰く、コウトが家を出た時(10時くらい)に洗濯物を干し始めていたが
忘れ物をして12時頃一度帰宅したら、まだ干し終わってなかったらしい。
9人分の大量の洗濯物が干しきれず、苦戦していた模様。ハンガーの場所も教えたのに。
夕飯は鶏のから揚げとポテトサラダとみそ汁。から揚げは冷めていて中が生だった。
ポテトサラダは火が通っていないじゃがいもがあって、しゃりしゃりしていた。
から揚げはチンして火を通し、ポテトサラダは軽くマッシュして、固いのは夫の皿に投入。
みんな料理の事には触れず会話した。夫は気まずそうな顔をしていた。
翌日の朝も焼鮭で、夜はコロッケ。ただし、スーパーで買ったやつ。
時間がなかったんだって。
ダイエット中だから揚げ物は控えてとか服のシワを伸ばして干せとかハンカチにもアイロンかけろとか。
「やってもらってて文句を言うな!」と最初はキレたらしいが、
「楽勝と言ってたのに全然できてないね」と言われ何も言えなかったとのこと。
なので、主婦は家族がいかに元気で快適に暮らせるか考えて家事をしている事などをグチグチと説教し、
絶対にあなたより私の方が家族を愛している!で締めた。
夫が「本当に悪かったよ…もう言わない、約束する。明日からよろしくね」と言ってきたので、
「まだあと3週間以上あるよ。明日からもよろしくね」と告げた。
その後も謝ってきたけど、最終的に半月分きっちりやってもらった。
トメの圧力により、ウトも割と手伝ってた。
最終日には夫とウトに改めて謝罪され、感謝された。
トメコトメコウトからも、いつもありがとうと言ってもらい恐縮した。
これからもみんなで仲良く暮らしましょうということで円満解決。
子供に変なものは食べさせられないので食事は毎日厳しくチェックしたし、
掃除等がやりきれていない場合は手伝った。
子供の送り迎えや2歳子の面倒などは私もしたし、トメコトメコウトもいつも以上に協力してくれた。
子供を振り回してしまったのは申し訳なかった。パパといっぱい遊べて喜んでたけど。
さすがにやり過ぎたと反省している。家事はトメコトメも協力してくれるので大変だけど楽しいし。
でも、私は義実家大好きで、喜んでもらおうと自分なりに一生懸命家事をしていたつもりだったから
主婦は楽という考えがどうしても許せなかった。絆は深まったのでそれはよかったと思う。
実家の母にはやり過ぎだと怒られました。