甲子園出場を掛けた県大会の決勝の前日、準決勝まで圧勝だったので甲子園は確実と言われていたが、俺は繁華街で不良を物色し、ガンをつけたと胸ぐらを掴んできたヤンキーと大乱闘。
持ち前の馬鹿力で3人に怪我を負わせて逮捕。
わざと大暴れして新聞沙汰にした。
翌日の早いうちに高野連はうちの学校の決勝への出場を停止。甲子園は夢と消えた。
俺は教師に顔が膨れあがるほど殴られ(繰り返すが昭和の話)退学処分を言い渡されそうになったが、事件の一部始終をマスコミに流すと逆に脅して学校に残り、翌年の甲子園の県大会も同じように邪魔してやった。
胸がスーッとしたのは俺だけ。
巻き添えを食らわせた野球部の連中には申し訳ない、なんて思ってない。