亡くなった義弟が、それを見越して殆どの預貯金は妹名義に、一台ずつ持っていた車の名義まで妹にしていたこと。
ほんのわずかな義弟名義の預貯金についても、わざわざ法的に有効なキチンとした遺言状を残していたこと。
あまりの用意周到さにビックリした。
まさか自分がこんなに早くタヒぬとは思っていなかったんだろうが、息子からみてもロクでもない親だったらしく、もしものことが起きたときに余程妹のことが心配だったらしい。
法事のあと義弟の両親は、貰えるものがなにもないと分かって、ここまで来る交通費が無駄になったと大暴れして、ちょっとした警察沙汰にもなった。
こんなクズが本当にいるんだと目の当たりにして衝撃だった。