どこでもドアが欲しかった

見知らぬ番号から着信。女性「Aの母です。話があります。」私「(サークルの後輩Aか。何だろ?)はい」話を聞くと…私(サークル関係なくね?)→しかし…

time 2018/08/17

見知らぬ番号から着信。女性「Aの母です。話があります。」私「(サークルの後輩Aか。何だろ?)はい」話を聞くと…私(サークル関係なくね?)→しかし…

・Aは同学部の子達(うちのサークル無関係の子達)に虐められている 
・Aは大人しいので反撃出来ない・Aが可哀想 
・Aを守ってほしい

私の内心(´・ω・`) 
「え、サークル関係なくね?」 
「具体的に、虐められているとはどのような…?」と質問すると 
・Aが通るとクスクス笑う 
・小さく切った消しゴムをAに投げる 
・よく聞こえないがAの悪口を言ってる 
等 
(色々ツッコミどころが満載ですが…) 
→ここで思ったのがAが全く喋らない。A母がずーっと話してる。ということ。

私「A、Aはどうしたいの?その子達に直接怒りたい?それなら私も同伴するよ」 
A「あ…あの、自分は…」 
A母「この子は直接言ったりは出来ないです!大人しいから虐められているんです!」

私「A、私が直接その子達に確認してみようか?一緒に来る?」 
A「あ…は…」 
A母「この子は行けないです!大人しいから(ry」

私「A、同じ学部にうちのサークルの○○がいるよね、○○と一緒に授業受けてみたら?」 
A「あ…それh…」 
A母「そうなんですか!是非そうして下さい!」 
私「………」 
A母「この子は本当に何も話さなくて…(ため息)」

私の中で何かキレた。

私「お母さん、A君は確かに大人しいです。
ですが何も意見が無いわけでは無いと思います。 
A君は何も話さない訳ではありません。
自分の言葉にして声に出すまでに少し時間が必要なだけです。 
サークルではいつも笑顔です。
楽しい、と言わなくてもA君は表情で語っています。A君の話をもっと聞い…」 
A「うぅっうー…」

Aが突然泣き出す。テンパる私。 
私「あ、うそ、ごめん!えっ?本当はサークル楽しくなかった???!」
アワアワして謝る私(威厳ゼロw) 
「自分で、言います」と泣きながら言うAを見てなんか無性に悲しくなった。 
なんでA母はAの人生の選択肢を尽く奪うんだろうと思った。

A母は「Aには無理でしょ」とか
「会長さん(私)に任せましょ」とか「じゃあどうするの?え?」とか
マシンガンのように浴びせてた。 
私がフォローに回りますので、って丸め込んでA母には帰ってもらった。

そのあとAと私で話をした。

A母と一緒だと自分の話が出来ない。 
萎縮してしまう。 
いつもA母の表情を伺ってきた。等 
そんな話だった。

自分の子供が大事なのは分かるけど、子供は自分の所有物でも分身でもないってことを 
子供が大学生になっても分からないなんて…と落胆したエピソードでした。

ちなみに実際はイジメという程の事はなく、ちっちゃいイジリ(?)イタズラ(?)でした。

悪意のあるイタズラだったのでやめさせた。 
※壁ドンして「もうやめてね^^」で直ぐ解決した。

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引用:修羅場ハザード
画像出典:ばくたそ

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