夫が、私のしている家事や炊事、二人で交わした約束事を一切覚えてられない人だった。
結婚したら家を建てるという約束も
「そんなこと言うわけがない!」
と言い 、私が家事や炊事をしてるところを見たことがないと言う。
とにかく夫の記憶では家事も育児も、すべて同居の姑と夫が賄ってきたことになってる。
バカな私はそこで張り合うのは大人気ないと聞き流していたが、夫が本気でそう思ってることにやっと気づいて、色々思い当たることを調べてみた。
夫は15の時から飲酒してて毎日1~1.5升は飲む生活をしており、飲む量や頻度、手の震え、言動が全てアルコール依存症に基づいてた。
病院に務めてる姉も夫を見て
「ありゃ依存症だな」
と言ってたし。
本人も健康診断で医者にかかることを勧められたとか。
アルコール依存症は忘れるのではなく
「そもそも記憶に入らない」
らしい。
自営の夫はほとんど1日中飲んで、親の前では飲まない代わりに私の前でずっと飲んでるから、私の事だけが記憶に「残らない」みたいみたいだった。
私を見て真顔で
「お前は…誰だっ!」
と叫んだこともある。
そして子供が自立するのを待ってやっと離婚話を出したけど夫には青天の霹靂。
何が原因か全く分からないと言う。
「何もしないお前を20何年も養ってやったのに、この仕打ちか?!」
と本当に驚いた様子で責めるから…