末弟がなぜか、末弟嫁の料理にいちいち
「(※私の名を仮に加代子とします)加代ねえちゃんはこんな味付けじゃない」
「加代ねえちゃんはこんな物は作らなかった」
と文句をつけるらしい。
先月の連休、祖母の見舞いで顔を合わせた時に、末弟嫁に
「私だって頑張ってるのにーウワァー!」
と泣かれてビンタされて発覚した。
私はポカーン。
だって末弟に
「加代ねえちゃん」
なんて呼ばれたことはない。
面と向かって
「お姉ちゃん」
と呼ばれた記憶も数えるほどしかない。
帰省した時たまに夕飯は作ったが、年に1~2回程度。
第一私は料理自慢ではく、メシマズではないがフツメシ中のフツメシ。
末弟嫁が言うには
「素手で握るおにぎりや、コロッケ、ハンバーグは加代ねえちゃんのでないと生理的に無理」
と言われたのが一番いやだったそうな。
コロッケなんて作ってあげたことあったっけなあ…いや私の作るの以外が無理なら、私がいない時ずっと
末弟はコロッケハンバーグおにぎり我慢してたってこと?いやそんなわけがない。と結論。
すぐ下の弟(長男)と私と、うちの旦那と、末弟夫婦で話し合った結果、末弟が、嘘八百とまでは言わなくても相当大げさな話を嫁さんに言ってたことがあきらかになった。
(すぐ下の弟によると私は実際にハンバーグやおにぎりを何度か弟たちに作って食べさせたことがあるらしい。私は覚えてないが)
私は
「18で家を出ていること、それまでは部活で帰りが遅く、弟妹たちをあまりかまってやれていなかったこと、末弟に料理はほんの数回しか作ってあげていないこと」
を末弟嫁に説明し、すぐ下の弟にそれを保証してもらい、夫にも証言してもらった。
末弟は現実の私でなく、脳内で理想化した架空の姉像をお嫁さんに語っていたらしい。
「こうだったらいいなと思って話した」
ということは認めたが
「なんでそんなことしたの?」
と訊くと
「そのほうがいいかと思って」
「今後の夫婦のためによかれと思って」
とあいまいなことしか答えない。
らちがあかないので
「あとは夫婦の問題みたいだから二人で話し合って」
と帰ってきた。
なんだかわけがわからないし、徒労感がすごい。
昨日旦那が「お疲れ」とユンケル買ってきてくれて、初めて飲んだ。
胃がカーッと熱くなって、一瞬で「効く!」という感じでこっちも衝撃だった。