ママ友ダンナさんは、元劇団主催者さん。
大学時代から営んでいて、お約束ビンボー劇団(本人談)で片っ端から 様々なバイトをこなしては運営費を賄っていたんだそう。
幾つか舞台もできるようになった頃、大学時代の友人の一人がやってきた。
『結婚したいけど、親は他界している。彼女の家柄が厳しいので“後見人” みたいな役で彼女の家に許可を貰いに一緒に行ってくれないか?』
と。
初めての舞台の時に花を贈ってもらったり、その彼が嫌いではなかったから 、ママ友ダンナさんは2つ返事で引き受けた。
舞台で培ったメイクの手助けもあって、彼は無事婚約できた。
それから3年後、やっと
『式を挙げるから、悪いけどまた頼まれて欲しい』
と連絡。
今度は後見人役だけでなく、親戚縁者役も含めての依頼。
劇団員皆で、その役目を果たすべく衣装もレンタルしたりして式当日 出向いた。
そこで、ママ友ダンナさん、初めて彼の本当の目的を知った!
披露宴の中で、スライドショーの場面に差し掛かった時。
新郎新婦の子供の頃や、学生時代、同じ会社だったから入社してからの写真など色々楽しい写真ばかりが紹介されたんだけど・・・
新郎「最後に、僕にとって“人生が変わった瞬間”をご紹介します」
出てきた写真は…