足腰が弱ってきた母、家をバリアフリーにしたいが資金がないと私と兄夫婦に相談してきた。
兄嫁が自分から
「でしたらいっそ建て替えましょう。私達が同居しますから」
と言ってくれた。
ありがたいと思い、母名義の家を壊し兄名義でバリアフリーの家を建てることに。
頭金の半分ほどは同居してくれるならと私が援助。残り半分は母の資産。
兄は残ローン支払い(母名義の土地担保)。
どうせ建てるならと全員であれこれ話し合い、納得いく設計図になった。
いざ建て替えとなり、母はその間私の家へ(私は首都で賃貸の一人暮らし。
母は今は杖ありだが普通に出歩けるので、一人で動けるうちに首都見物がしたいと言われた)。
さて棟あげとなり、新築の家に行くと設計図とまるで違う…。
一番問題なのは、足腰弱い母のためのホームエレベーターがついてない。
メーカーに聞くと「兄嫁の指示。施主の兄は打ち合わせは兄嫁とするようにとのことだった。
設計変更の書類には兄の実印もある。当方に落ち度はない」
兄は「細かい打ち合わせは嫁とするようには確かに言った。内装レベルの話のつもりだった。
実印はそういや嫁が管理してる」
兄嫁は「任せるって言われたし、子供にピアノ習わせたくて防音室造ろうとしたら予算足りなくて。
お義母さん段差だらけの前の家で大丈夫だったんだしエレベーターは贅沢、電気代もすごくかかるし」
大丈夫じゃないから建て替えになったんだろうが。母用スペース3階まで足腰弱い母にのぼらせるのか?
「じゃ、1階の部屋をお義母さんの部屋にして」
1階は客用予定の6畳のみ(後はダイニングなど共用)。母スペースは本来6畳ふたつに4畳半。
あまりのことに兄夫婦は兄夫婦で揉めてるが、それより今後の母の住まいはどうなるよ。
建て替えで私も母も貯金はたいたし。
建築中にチェック入れなかったのはミスだけど、まさか設計図まであがってるのをここまで変えてこられるとは…