どうも、私の留守中にその男が電話かけてきて。
「嫁子の男!」とコトメ勝手に変換。
ビッチのスイッチが入ってしまったらしく、
猛アタック猛アタックで結婚にこぎつけた。
田舎の農家の息子、ということで
トメはいい顔をしなかったが、
調べてみたらなんと大地主の息子!
しかも「農作業はさせません、家事は手伝いが居ますから」
「コトメさんだけでは不安でしょうから、
よければお母さまも御一緒に。粗末ですが
家 を 建 て ま し た ので」の一言とともに、
相手のパパンからいくらか積まれたらしいトメ、
あっさり賛成派に寝返る。
「跡取りが産まれるまで籍は入れない」
いわゆる足掛け結婚だったのだが
「ということは、 なにやっても不倫じゃないんだ!」と
ビッチ変換をかましたコトメ、トメを連れて喜々として輿入れ。
「嫁一人説得出来ない能無し」
「稼ぎの悪い駄目駄目男」と罵倒されエネ夫鬱病に。
109: すみませんこれで終わり
DQ返し、というか。
トメが頼んだ興信所の、報告の一部を
トメでなくこちらに流してもらったんだ。
大地主なのは本当。
ただし、コトメ旦那(予定)は七男、しかも養子。
田舎の土地だから広くても価値はうーん…程度であること。
しかも七人兄弟で絶賛食いつぶし中であること。
上の六人がまともに結婚生活を送ってない
(別居・失踪・離婚・自殺etc…全部奥さんが)こと。
戦前かいっ!って突っ込まれるほど
血の濃い一族で、みんなで村八分状態なこと。
私の遠縁って部分も握りつぶした。