どこでもドアが欲しかった

同棲していた彼がモラハラ男で、骨折して松葉杖だった時に足を蹴りあげられ別れた→5年後、なぜか連絡を取ってきて…

time 2016/11/21

同棲していた彼がモラハラ男で、骨折して松葉杖だった時に足を蹴りあげられ別れた→5年後、なぜか連絡を取ってきて…

20代の頃、当時の彼氏A(以下、モラ夫)と同棲していた。
モラ夫は典型的なモラハラ男だったがそれに私が気づいたのはA男と同棲し始めて1年経った頃だった。
当時私は性格はいろいろアレだったが、幸いにして友人には恵まれていた。
反対にモラ夫はどこに行っても
「オレ様かっこいい」「仕事のできるオレはすごい」
という態度だったため、友人はできても気心の知れた悩みを打ち明けられる人間は皆無。
唯一、自分をさらけ出せる相手が私、という状態だった。

友人らにも紹介して一緒に共通の友達として付き合っていたが、家に帰ればモラ夫はすぐに発狂し
「お前の親はクズ」
「友人らはお前のことなんか嫌いなんだ」
と徐々に私を洗脳していった。

挙句、私が足を骨折して松葉杖だった時には


「邪魔くさいんだよ!」と足を蹴りあげ、あまりの痛みに私が悲鳴を上げたせいで住んでいたアパートを追い出されそうになった。

それまで感覚が麻痺していた私も骨折した足の痛みでいろいろ目が覚めた。
ついにはモラ夫が
「責任を取れ」
「別れろ」
と言い始めたのですぐに家を借りる準備を進め、一週間後には半ば夜逃げ状態で同棲を解消した。

脱走後もいつ自分の家にモラ夫が訪ねてくるか、怯えていたが
「女に逃げられた」という情けない姿を晒してまでも私を探そうとはしなかったようだった。
仕事が順調にうまく行ったため、その1年後にはすぐ県外に転勤になったため、モラ夫のことなど忘れて過ごしていた。

モラ夫から連絡がきたのはそれから5年後
私と同姓同名の人間にメールしたつもりだった、と誤爆メールを装ってのものだった。
(その時には私は結婚して苗字が変わっていたので近況を知っている友人なら誤爆などあり得ないのだが)

メールが来たことを夫にも話して
「関わらないようにほどほどに」とのアドバイスを受けたのでメールには反応しなかったが、その後SNSなどで共通の友人を介して友人申請してきた。
(SNSは旧姓だった)
SNSでのやり取りもほどほどにしていたのだが、共通の友人のページやグループチャットなどを作ってどうにか私に絡んでこようとしているのがミエミエだったので、何かおかしいと感じつつも静観していた。

しばらく適当なやり取りを続けていたがついにモラ夫の目的が判明した。

モラ夫が企んでいたこととは…

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