幼稚園の時、同級生が一家心中で●んだ。
まだ3つか4つの弟が重い病気にかかっていて、それを苦にした母親が同級生も道連れに心中した。
母子家庭だったと思う。
自分の周りで誰かが●んだのは人生で初めての体験だった。
幼稚園の先生から話を聞いた後、園庭から空を見上げたことをハッキリと覚えてる。
綺麗に晴れた空だった。
中学生くらいの頃に、なぜかフッとその同級生の事を思い出し、母に
「こんな子がいたよね」と言ってみた。
すると、
「あの日(一家心中した日)の夜、同級生からお前に電話があったんだよ。覚えてる?…」