どこでもドアが欲しかった

習い事の先生の息子さんは医者で、妻に逃げられたらしく私は通い妻のようになった。そのまま流れで息子さんと結婚したんだけど…

time 2016/11/22

習い事の先生の息子さんは医者で、妻に逃げられたらしく私は通い妻のようになった。そのまま流れで息子さんと結婚したんだけど…

息子さん=旦那、八歳上 
習い事の先生=姑 お孫さん=義理の娘

大学休学中、十年来の付き合いの習い事の先生のお見舞いに行ったら
お孫さんの託児をお願いされた
息子さんは妻に逃げられ、
男親という以前に激務なので子供の世話と仕事の両立が難しく
他に頼れるとこもなく困ってるというものだった

お孫さんの年齢は四歳

「保育士目指してるんでしょ?予行練習だと思って(泣)」

祖母の遠縁であり、
私の子供の頃の預けられ先で習い事の先生、
さらに息子さん本人も家庭教師だったという
がっつりした付き合いもあって断れないし
純粋に助けになりたい気持ちもあった
話が回っていた母にも
「暇でしょ(威圧)」され、なんだかんだでOKしたら現状が想像以上に酷く、

お孫さんはすぐに懐いてくれたけどその分不憫で、
また母親がいないことで不安定でずっと引っ付いていたり、
何もかもお気に召さないように
駄々をこねたり赤ちゃん返りのような状態

息子さんにはこっちが恐縮するくらい感謝されたし
申し訳ないと謝られもしたが
思わず「そんなことはいいから寝てください」って言っちゃうほど憔悴が酷い
昔の話をすると「どうしてこんなことに」と泣きだすぐらい疲れてる

食事もジャンクフードとゼリーとレトルトというので、
当初の先生が退院するまでの2週間
幼稚園の迎えから息子さんが帰ってくるまで
数時間遊び相手になるだけのつもりが、
朝晩の食事の世話から幼稚園の支度など、
まるで通い妻みたいなことをするようになった…

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