残業がやたら増えてた元配偶者。
ウトメと同居の専業無能だった私。
ウトメは優しいけれど、子供ができない私に苛ついてた。
残業で疲れてるのか私に冷たい元配偶者は、会社の若い派遣の子とデキてた。
めでたく赤ちゃんもデキてたらしく、元配偶者は私より先にウトメにそれを報告していた。
一緒に夕飯・日用品の買い出ししていたトメが、1人で買い物に行くようになった。
ウトとトメが話してる茶の間に私が入ると会話がピタリと止まる。
来年の梅干しは小梅にするか大粒にするかを尋ねたら、憐れんだ目で目を反らされ、何も答えてくれなかったり。
全部が分かった時、私は壊れるかと思った。
ウトメも元配偶者も明らかに私を邪魔者扱いした。
もうその頃は、外食に出かけることを教えてもくれないくせに、ウトメと元配偶者は勝手に出かけて食べて帰ってくるなんてザラ。
私の作ったご飯は誰にも手をつけてもらえず、いつまでも冷蔵庫に残ってた。
仕方ないから1人で数日かけてそれを食べていたけど…。
派遣の子が生んだ子を私が育てればいいと思うようになった。
元配偶者に「母親でもないくせに」と嘲笑されて目が覚めた。
体重は10kg減っていて、髪に白い物が目立つようになった。
このままぼろぼろになると思ったら悔しくて…