大学入学後2週間ぐらいで親父の会社が倒産してしまい、更に親父は心臓の持病が悪化して入院。
心筋炎だか心筋梗塞だかで一時生死さまようも何とか生きていてくれた。
プチ修羅場ったが程なくして退院。
失業保険と貯蓄で日々の生活および治療費は何とかなるものの、学費はとても払えない状態に。
本来ならそういう時は奨学金なんだろうが、奨学金もらえるほど頭は良くなかった。
そこで大学辞めて働こうとしたが、親父に
「せめて大学は卒業しなさい」
と言われ、大学に通うために大学を休んでバイトに通うという本末転倒な日々。
長期のバイトをベースに短期のバイトも入れつつ、来る日も来る日もバイト。
サークルとかで遊んでる余裕なんか全くなかった。
やっぱりプチ修羅場。
1単位でも足りなきゃ留年という修羅場な4年間を過ごしつつ、それでも何とか卒業に必要な単位は確保し、就職も内定を取り、大学卒業を1週間後に控えたある日の夜、大学からやってきた通知。
時期的に卒業式の案内かと思いきや、舞い込んできたのは「留 年 通 知 書」。
私「ハァ?(゜Д゜)」
これが最大の修羅場の始まりだった・・・。
1日目
朝6時-昼3時までフルタイムでバイトが入っていた。
前日の留年通知書を受け取ったのが夜だったため代打を用意することが出来ず、終わらせてから学校の学事課へ行くも、既に窓口業務時間終了とのことで受け付けず。
生徒の人生を左右する出来事が発生してるのに何様のつもりだ、と怒りマッハ。
翌日もバイトが入っていたが、とりあえず何とか代打を確保したので休みを取って朝一行くことに。
2日目
朝一で学事課乗り込んだ。
受付のBBAが
「いるのよねー、留年通知書受け取って慌てるバカって」
って言い放ち、俺の訴え全く取り合わず。
俺ブチキレてそのBBAの胸倉をカウンター越しに掴んで持ち上げ、前後に揺する。
周りビビッて逃げる。
社会人だったら暴行傷害で訴えられてたかもだ。
コイツじゃ話にならん、上を出せ!!というものの、学事課長は出張で不在、戻りは2日後とのこと。
そん時に出直すことにする。
3日目
状況があんまりよろしくないので親父に相談。
学事課長がアレな人だったら困るし。
普通ならこういう時は弁護士なり行政書士なりそういうのが出てくるんだろうが、生憎とそんなツテは無いし、金はもっとない。
が、やられっぱなしは気に食わない。
親父「自分よりも巨大なヤツを相手にするケンカは、まず騒ぎを大きくしろ」
叔母(親父の妹)がマスコミ関係だったため、そっちに相談してみた。
叔母とはあまり面識もなかったのだが、事情を話すと協力してくれることに。
色々と打ち合わせて翌日に挑む。
4日目。俺の運命の天王山。
叔母同席で再び学事課へ。
俺に体を揺すられたBBAが俺を見るなり逃亡。
死亡してくれりゃよかったのに。
まぁプロレスラー級な体格な俺に足ぷらーん状態で体を揺すられたら怖いだろうなw
奥のカウンターに居るヤツに学事課長を呼んでくれと伝え、暫くすると学事課長登場。
別室に通される。
そこで単位取得証明(コピー)を提出するも、取り付く島もない。
俺 「既に卒業に必要な単位はご覧のように取得していますが、この留年通知書は何でしょうか。」
相手「留年通知書が届いたということは、貴方は卒業要件を満たしていないということです。」
俺 「卒業要件って何ですかね。規則には4年間で必修含む○○単位取らなければ卒業出来ないとは書いてあるが、それ以外の条件は一切書いてありませんが。必修の取りこぼしもありませんし。」
相手「とにかく、貴方は今年は卒業できませんから、もう1年勉学に励んでください。」
とにかくこの一点張り。
何度この会話をループしたことか。
じょーだんじゃねぇよ・・・
この氷河期やっと就職決めたのに、もう1年バイトしながら就職活動やり直しかよ!?
っていうか、元々現役で卒業出来なきゃ退学するつもりだったんだぜ・・・
というか、この相手を見下した態度に、元々気は長いほうじゃないので俺ブチキレ寸前、ちゃぶ台返しの構え。
すると…