俺(32)…会社員、結婚2年目、小梨
嫁(29)…専業、元同僚、可愛い怖い
上司(42)…上司、嫁との結婚を後押し、草野球仲間でもある
A(25)…後輩♀、戦闘力Gカップ(目測スカウター)、胸、キチ、死ね
3ヶ月前、草野球から帰宅した俺はいきなり修羅場に巻き込まれた。
帰るなり嫁に罵倒され正座させられAを経由した転送メールを見せつけられた。
昨日はすごかっただの早く一緒になりたいだのラブメールが数件、嫁の悪口も少し。
全く身に覚えのない俺は???状態でうろたえる。
俺のケータイの履歴も見せたが履歴を消去して証拠隠滅したと言ってしらばっくれるなと平手打ち。
誤解だと弁解するものの聞く耳持たぬ嫁。
Aとは仕事のメールを何度かしたが、そんなメールは冗談でも送ってない。
事実、Aはただの後輩でまあ親しく話すし何の感情も抱いてないといえば嘘になるが、胸触りたいなとたまに思ったり、胸をチラ見するぐらいの関係。
Aに電話するものの俺らは離婚→再婚を前提に付き合っている。あんなに愛し合ったのに酷い……え?
完全に嵌められたと理解した俺は今すぐ来いと怒鳴りつけ電話を切った。
嫁には今から誤解を説くといったものの、どうしたもんかという感じ。嫁をなだめつつ作戦を練りAを待つ
一時間後、A到着、Aは嫁に挑戦的な態度をとり、俺にはいつもの笑顔。
Aは俺から受信したメールや着信履歴を見せた。
俺は素早くスマホを奪うとトイレに逃げ込んだ。嫁とAの罵声を浴びながらメールをチェックする。
この前の飲み会の最中に俺のケータイから送信されてる。他には仕事中、昼休み、夜……
今更反省しても遅いのだが、ケータイにかなり無頓着というかよく会社に忘れたりしてたんだわ。
会社支給のケータイがあるというのもあって俺個人のケータイはかなりいい加減だった。それを狙われたんだろう。
どうやって俺の無実を証明するか、嫁から罵声を浴びながら考えてみたが、何とかAの嘘を破るしかなかった。
取りあえず、データを俺のパソコンへ送り、Aに2人が関係を持ったのは何回だ?いつか?と問うた。
キチ美は間を置いて答えた。4回、○月×日と◎月△日は確か、後の2日は家に帰れば分かる。
それは間違いないかと俺が再び問うと間違いないと。
○月×日は新入社員の歓迎飲み会、その日は帰りが遅かったし最後までキチ美もいた。
◎月△日は……たしか残業Aもいた……の後上司と一緒だった。そうだ間違いない。アリバイがある。
嫁!そのメールはAが俺のケータイから自分で送ったものだ!
◎月△日はアリバイがある!上司と一緒だった!上司に聞けばわかる!
歓喜の声で嫁に説明しトイレから出る。嫁は少し俺を信じ始めた雰囲気、Aにも若干動揺がみえる
上司へは嫁が電話、家庭の危機を伝え俺と口裏を合わせないようにとケータイも没収。上司も我が家へ。
上司にはAがいることに驚き、俺とAを交互に指差し俺をみる、俺はフルフルと首を振った。
上司への取り調べ、俺は家の外に出される。大丈夫…のはず。
俺への尋問、上司は別室へ。まず◎月△日、確かに俺君と一緒だったと。じゃあその場所は?
いきなり核心に迫る質問で一番厄介な質問。俺と上司は初めてランパブに行ったのだ。