会社帰りに、電車のホームでちょっと狭いところに並ぼうとしていたら、違う列にいた30代後半くらいの酔っ払いがなんかわめきだした。
「割り込むな!」
ってことだったんだろうが、よく聞こえなかったので少し近づいたら、何言ってるかわからないまま襟首つかまれ
線 路 側 に 突 き 飛 ば さ れ た …
なんとか落ちずに踏みとどまったけれど、押された直後に電車到着。
踏み外してたら間違いなくマグロでした。
相手のまだらハゲはさらにやる気満々だったのでやむなく取っ組み合い。
でもこの時点で実は体格差ありすぎなんですよ。
まだらハゲ→身長170ないくらいの中肉中背。
俺→185cm、100kg、普通はまずケンカ売られないタイプ。
しっかり手首つかんで壁に押し付けて動きを封じていたら、まだらハゲが警察呼べとおっしゃるので、がんばって110番していたら、発車ベルと同時にまだらハゲ電車内に逃亡!
夢中で追いかけて捕まえる俺。
周りの人にお願いして非常停止ボタン押してもらい、まだらハゲを引き摺り下ろそうとするが、奇声を上げながら手すりにしがみついているまだらハゲ。
しかも振りほどこうと暴れるので、
た ま た ま
俺の右腕がまだらハゲの首にきっちり回った。
すかさず俺は渾身の力をこめてチョークスリーパー。
たちまちまだらハゲの顔色が赤紫っぽくなるくらい一気に絞めた。
それでも手すりを放さないので、なんとか引き剥がそうとしていたら、乗り合わせた中国人のおっさんが
「それ以上やると危ないよ!」
と言ってきたけどお構いなし。
内心「お前は孤独のグルメの中国人バイトかよ!」とか思っていたけどww
そうしているうちにやっと駅員到着。
駅員も手伝って手すりから引き剥がし、電車から引きずりおろしたけど、まだ逃げる気満々のまだらハゲ。
俺は引き続き呼吸できてるのを確認しながらチョーク続行。
抵抗するそぶり見せるたびにガッツリ締め上げては少し緩めるのを繰り返していた。
正直、俺もかなり変なテンションに上がっていたので、まだらハゲを締め上げながら
「体格差考えてケンカ売れよ」とか
「相手が悪すぎんだろうが」とかいろいろ言ってた。
やがて私服と制服、7人くらい警官が来たのでまだらハゲを引き渡し事情聴取開始。
すると…