私たち夫婦は結婚してから10年以上ずっとマンションに住んでいたのですが、夫が犬を飼いたいといい始め土地つきの一戸建ての家をさがすようになりいました。
農家の次男として育った夫は花や野菜を作るのが好きなので庭が広い家がいいと思っていたのですが、そうなると自然と値段も高くなってしまい、なかなか条件に合う家を見つけることができませんでした。
そんなある日、夫が庭が広く平屋のかなりいい家がついている物件が見つかったからぜひ買いたいと言い出したんです。
それで日曜日に夫婦で見に行ってみたのですが、日当たりもよく100坪はある土地に立派な庭までついていて、家も古い平屋ながら4LDKはあります。
格安の値段だったので少し気にはなったのですが、夫はもうすっかりこの家を買うつもりになっていたので、私もまあいいかと思って買うことを承諾をしました。
契約も終わりローンも組んで改めてゆっくりと家に行ってみると、知らないお爺さんが庭で草を引いているんです。
驚いてどなたですかと聞いてみると、お爺さんはとなりに住んでいてこの家に住んでいたお婆さんが身体が弱ってからはいつも庭の手入れをしていたんだと話してくれました。
夫がこの家は自分が買ったのでもうこれからは結構ですからと言うと、いきなり…