赤いランプが窓の外で点滅してるのが見えた。
凝視して固まってたら光が移動して消えて、衣擦れの音とジャリジャリした足音が聞こえて誰かが窓の外にいたということにやっと気付いた。
その場で大声出して、父母弟が駆けつけ、警察にも届けたが、犯人は見つからず。
父はかなり憤ってたけど、2ヶ月後に犯人が捕まった。
30代の男らしかった。
近所一帯、警戒してたもんだからあっさり捕まったらしいが、どうも目当ては女の下着や裸ではなく、オッサン狙いだったらしい(カメラには壮年のオッサンの入浴シーンばかり、各家庭のオッサンの下着や肌着まで盗んでいた)
うちに盗撮してたときも、私の裸を撮ってたわけじゃなくて、私の父が目当てだったんじゃないかと思われる(窓をわざわざ何度も開けたのは、私を父と勘違いしてた?)
父は今までは豪快に窓開けて入浴してたのが、絶対鍵かけて入浴するようになった(これが当たり前なんだけどね)
とにかくホラーだと思ってた、私は修羅場だったよ。