歩道横一列いっぱいに並んでベビーカー押しながら止まっておしゃべりする母親4人。
その後ろに白い杖をついた人が歩いていた。
時おり、杖が当たるとベビーカーの母親が
「痛いんですけど!」と振り向き、杖の人は謝っている。
友人とお茶している時にその光景を見かけた私は、友人に断ると、杖の人の方に向かった。
肩を叩き
「あなたから見て11時の方角にいます」と声をかけた。
わざと前に聞こえる声で
「今、前は面倒なことになってるので、お嫌でなかったら私が誘導します。私の声に合わせて足踏みして下さい」←前の一人に睨まれたが気づかないふりをしていた。
しばらく「1・2、1・2」と声を出し、リズムが合ってきたのを確かめると、私の肩に手を置いてもらい私の声に合わせてベビーカー軍団の横をすり抜けた。
車道に出てしまったが、車は待っていてくれた。
その後…