「その言葉はやられたほうが許すときに使う言葉だ」
母親は驚いた表情をしているところに続けて、
「それに、子どもには責任はないのかもしれんが、でも、それは親の責任だ」
「本当に子どものことを思ってる親なら、子どもが二度とこんなことをしないようにしっかりと叱って、迷惑をかけたことを子どものかわりに懸命に謝って、子どもと一緒に償おうとするはずだ」
「あんたは自分が嫌な噂を立てられたくないから喚いてるだけで結局自分のことしか考えてない」
こんな感じで間髪いれずに警察が来るまで話していた。
母親は何も言えなくなってたし、中学生は泣いてた。
警察が到着して、中学生と母親は連れて行かれた。
あとから店長に、すごいですねって言ったら
「子どもを守るっていう意味をはきちがえてる親が多いんだよな」
って笑いながらいってた。