足音を立てず、苦しい息を無理やりに静めて、DQN車の陰からDQNの後ろに忍び寄り力一杯にそいつの股○を蹴り上げました。
「ぐお」といって蹴られた相手は倒れました。
もう1人は驚いてこっちに身体ごと振り向きました。そいつに向けて持っていたエアサロンパスを噴射し
それにライターで火をつけました。即席の火炎放射器です。危ないので真似しちゃいけません。
「うわ」と叫んで相手は2~3歩後退しました。
そんな脅かしがずっと続くわけもなく、そのままなら火が消えてわたしはタコ殴りにされていたでしょう。
しかしそこがDQNのありがたいところで、相手はわたしに気をとられて、すっかり今までにらみ合っていたCくんのことを
失念してくれました。
おかげで、そいつも後ろからCくんに股○を蹴り上げられ、先のやつと同じような格好で前のめりに倒れました。
相手が倒れてしまえばね、もうこっちのもんですw
Cくんに「逃げろ!」と叫びました。わたしを気にしつつA子、B子を連れて全力で離脱するCくん。
わたしはというと、DQNが蘇って追いかけてこないように顔を何発か蹴り、股○ももう1回ずつ蹴っておきました。
ついでに無理やりに目をあけさせて、エアサロンパスをたっぷりと噴射してさしあげました。
Cくんたちがチェックポイントにたどりついて事の次第を話したためマラソンは中止、OBの運転するマイクロバスに無線連絡が行き、後ろを走っていた人間から順次回収されて全員が無事に部室に帰りつきました。
そこで警察に届けるべきかどうか、議論になったのですが、わたしの最後の目潰しが過剰防衛くさかったことと念のため現場に数時間後に偵察を出したところDQNも車も消えていたので、まあ無かったことにしよう、
A子とB子とCくんとわたしには
「あれは夢だったことにしろ」ということになりました。
騎士道精神は確かにありました。でも方法論がねw
おっさんの昔話でした。