俺「…え?あぁ、終わりました?」
唖然とする二人。
電姉「え…?話を聞いてくれてたんじゃないの?」
俺「いや、俺も忙しいんで。今週中にこれ纏めなきゃいけないんで。(PC画面を見せる)」
元同「なっ、ふざけないでよ!何にも聞いてなかったって言うの?」
俺「まぁ…そういう事になりますかねぇ?」
電姉「ひどい!馬鹿にしてるの?」
俺「いや、そのねぇ…最初はちゃんと聞くつもりだったんですけど…」
俺「ぶっちゃけて言うと、あなた達二人とも口が臭くて臭くて。話の内容どころじゃなかったんですよ。」
とたんに二人ともハッと顔を背け、口を抑えた。カルト信者と言えど、一応妙齢の女性。
面と向かって「口が臭い」と言われて気にしないわけがない。
俺「信仰も思想も貴方達の自由ですけど、まずは最低限エチケットはわきまえましょうよ。いい歳した大人なんだから。」
最後にこう言い残して、席を立ち去った。もちろんケータイは元同級生の登録抹消、更に着拒否にしておいた。
もう下心で迂闊に変な呼び出しに応じるのはやめよう…