大学時代に入ってた部活での話。
ちなみに当時2年生だった俺はこの時は唯の傍観者。
コンパの後、酔い覚ましに来ていた公園で、悪酔いした1年生達が暴れ出した。
普段からちょっと不良っぽい連中で、その時も3年のS先輩に向かって
「俺は元暴走族だ」だの
「浪人中は親戚のヤクザの家に居候してた」
だの痛い自慢話をしてたようだ。
当然ながらS先輩は適当に相槌を打つだけでまともに相手してなかったのだが、どうもそれが気に入らなかったらしい。
連中の取り巻きみたいな女子達もついでに騒ぎ出した。
だが…
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相手があまりに悪かった。
S先輩は一見スマートな優男だが、実は空手二段、柔道初段と、見た目からは想像もできない肉体派。
さらに、騒ぎを聞きつけて同じく3年のN先輩(空手)、H先輩(合気道)、Y先輩(少林寺拳法)、U先輩(ボクシング)の各先輩達が殺到し、あっという間に一年生共を取り押さえてしまった。
そのまま連中に便乗した女子共々こっぴどくお説教を食らい、以後は部室にその1年生達が来る事は無かった。
あの当時のわが部(天文部)の3年生方が、なぜ揃いも揃って腕に覚えのある人ばかりだったのかは、未だに謎である。