どこでもドアが欲しかった

住む世界が違うお金持ちのパーティーに招待されたんだが、そこの取り巻き達に見下されてた。「ピアノはなさらないの?」と言われたんで披露してやったら…

time 2016/11/20

住む世界が違うお金持ちのパーティーに招待されたんだが、そこの取り巻き達に見下されてた。「ピアノはなさらないの?」と言われたんで披露してやったら…

お金持ちの人の誕生パーティに招待された。 
それも住む世界のレベルが3つくらい違うくらいのお金持ち。 
玄関ホールだけでうちの3DKの部屋を凌駕していた。 
パーティホール(リビングルームではなくパーティホールがある)は100人入っても超余裕。
詰め込めば500人くらい入れるんじゃないだろうか。 
ちなみに我々下級国民は、某ボランティア活動でその人と知り合った。 
若い女性だが、ボランティア活動のパトロン(しかもポケットマネー)。

本人はすごく素敵な人で、我々下級国民にも優しく接してくれるのだが、取り巻きの上級国民の皆様が露骨に見下してた。
ごく自然に「今日はいい天気ですね」
というのと同じように
「そういう服を着て恥ずかしくないのですか?」
と上下2万ちょいの俺の一張羅を見て笑っている。


「これはこれで」
と思いつつ、金持ちの料理とお酒を胆嚢していたら取り巻きのボスが自慢のピアノを披露した。
素人だがそこそこ上手。

「そちらの皆様はピアノはなさらないの?」
と下級国民グループに声を掛けてきたので…

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