どこでもドアが欲しかった

突然実家に帰ったら、母の服を来たデブ女がいたのだが…

time 2016/11/20

突然実家に帰ったら、母の服を来たデブ女がいたのだが…

進学で県外へ行き、過酷なほどに多忙な職種に就いて、恥ずかしながら何年も実家に帰ってなかった。
盆も正月も帰らずたまに電話するのみ。電話はたいてい父が出て、
「変わりない」と報告だけして切る。
母に替わってもらうことはまずない。

たまたま出張で故郷の県に行く用があり、半日ほど余裕ができたので実家に寄ることにした。
一応電話したが誰も出なかったのでそのまま向かった。
鍵は持ってるので勝手に入った。この時点で何か家が臭いとは思っていた。
居間をガラっと開けて
「ただいまー」と言ったら、母の服を着た知らん女がこっちを
「え?」って顔で見た。
俺も「え?」と声を発した。母より10歳くらい若い中年のデブ女。まったく知らん顔。
くつろいでジュース飲みながら昼ドラ見てた。


女が「ギャー!」と言い出したので
「あれ?ここ俺んちだよな?」とパニック。
しかし家具は間違いなく俺んちだし、間取りもうちの物。何より女が着てる服に見覚えがある。
「泥棒」とか言われたが
「俺はここんちの息子だ!お前こそ誰だ!」と怒鳴ったらピタっと黙った。

すると…

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