先輩Sさん「自覚ないの?土日も仕事押しつけられてたのに?
ここの全員が知ってるよ。でも、下手に庇うと余計悪い方向
に行くんじゃないかってことで、みんなで様子観てたんだよ」
私「そのおかげでいろんな仕事を高速で覚えられましたよ」
先輩Sさん「でもお前のアイデア、ほとんどあいつにパクられてただろ」
私「それはMさんが気に入って採用してくれた、と単純に喜んでました」
先輩Sさん「お前バカじゃね?手柄横取りされてたんだぜ?」
私「でも会社名義の仕事だから、出版社や読者からすれば誰のアイデア
かなんてどうでもいいですよね。面白ければ。
それより、なんで急に辞めちゃったんでしょう?」
先輩Sさん「出版社から、Mの原稿はつまらないから全部お前に書かせろ
って指令が下ってて、Mは仕事が減って居づらくなって、ここの男全員
に好きでしたとかなんとか言って関係を迫ってたんだ」
私「えええ?社長は?」
先輩Sさん「とにかく全員。男だけで飲みに行ったとき発覚した。
それを社長が問い詰めたら辞めたんだ。自分から辞めてくれてよかったよ。
そのぶんお前が大変になるけど、まあ、頑張れ」
まったく何の自覚もなく、糞女の仕事をほぼ全部取り上げて追い詰めて辞めさせた、という話でした。