どこでもドアが欲しかった

会社の総務のオバサンは電話が鳴ると誰よりも早く取るのだが…

time 2016/11/20

会社の総務のオバサンは電話が鳴ると誰よりも早く取るのだが…

2つの電話と同時には話せないから、2つ目の電話の受話器は手に持ったまま、最初の電話と話し続ける。
さらにそこで3つ目の電話が鳴ったりすると、2つ目の受話器を(電話は繋がったまま)一旦机に置いて3つ目も取る。
2つ目、3つ目の相手に「少々お待ちください」も言わず、相手はひたすら待ちぼうけ。
呼び出してるのになかなか出ないというのなら
「誰もいないのかな、忙しいのかな」と相手も諦めて切るけど受話器は取ってるのにずっと無言で置かれてて切るに切れなくて困る。
オバサンは待たせてるからって最初の電話をできるだけ早く切りあげるということもなく、普通に時候の挨拶とかしてまったり話してる。

1つ目の電話が終わるとやっと次の電話に「はい、総務課でございますが」と話し始める。
それも「お待たせして申し訳ありません」とかではなく今はじめて受話器を取ったかのような話し方。

総務にはほかにも数名の人がいるので
オバサンが電話を1つだけ取ってあとはベル鳴らしたままにしてくれれば別の人がちゃんと取る。
なのにオバサンが受話器を取り上げて抱え込んでいるのでそれができない。

上司が注意しても、オバサンは
「呼び出し音ワンコールもお待たせするのは相手に対して失礼!」と主張し
鳴ったらすぐに受話器を取る自分が誰よりも偉いと思っている。

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