成人した頃、話の流れでそれとなくAにBの事を聞いたら
Bはあの花火大会の時、”何故か”上へ続く道へ進んでしまい崖から滑落。
助けようとしたB父も共に滑落したらしい。
高さは大した事なかったようだが、B父は巨漢。下は固い地面。
Bは落ちてきたB父の重さ+崖の高さで内臓類をやられて搬送中に亡くなった、との事。
それが原因でB家は離婚、その後の行方はAもA親から聞いてないらしい。
あの山、そんな危ないルートなんてないはずだが、
Bがどこでどうやってそんな間違え方をしたのかは、今となってはわからない。
ただ、違う方向を指さしたあの時、Bがいなくなる事を強く願ってた事だけは
今でも覚えてる。