「あ、そういえば生理用品切れてたんだ!ちょいコンビニに着いてきて~。」って
友達と部屋を出て急いでエレベーターで1階に降りてマンションから出た。
そこで友達に部屋で感じた違和感とかを話して交番に行く事にしたんだ。
自分達だけで部屋に戻る勇気なかったし。
交番で事情を話したら私の気のせいなだけかもしれないのに
おじさんお巡りさんが一緒に来てくれる事に。
「気のせいなら気のせいで、何もなくてよかったねって話なんだからさ。」って言ってすごく優しかった。
マンションに戻って家の前に着いて鳥肌。
廊下に私のスニーカーが片っぽ落っこちてたんだ。
慌てて玄関から出て蹴りだしちゃったって雰囲気。
もちろん私と友達が出た時にはなかったよ。
お巡りさんが「僕が先に入って大丈夫かな?」って言うからお願いして、
お巡りさんは中で一通り不審者がいないか確認してくれた。
「誰もいないから安心してね。何か無くなってたりする?」って聞かれて
探してみたら洗濯物が1枚とメモ帳が1冊無くなってた。
お巡りさんが応援を呼んでくれて来るまでにお巡りさんにいろいろ話を聞かれてたんだけど、
「でも家に入るのをやめて偉かったね。
鍵がかかってたって事はその時点ではまだ家に潜んでたんだろうからね。」って言われて震えたね。
廊下にスニーカーが蹴り出されてたのを見たときからそうかもと考えてたけど、
実際言葉にして言われると一気に実感が湧いちゃったんだよね。
あれ以来鍵のかけ忘れてただけはしなくなったね。