数年前の修羅場。昔のバイト先での話。
ある日突然、パートやバイトを取りまとめてる主任に呼び出され、
「相手が嫌がってる、こういうことはやめてくれ」
と、紙を見せられた。
見てみると、それは営業部の20代の男性社員、Aさん宛てのラブレターらしきもので、ただ「好き」とか書いてあるんじゃなくて、Aさんとのデートでの会話とか、読んでてドン引きするような、かなり生々しい内容だった。
問題は、それの差出人が、私の住所と名前になっていたこと。
私はそんなもの出した覚えは無いし、Aさんとは挨拶くらいしかしたことない。
必タヒに否定したけど、手紙も住所もワープロソフトで書かれてて筆跡で判断してもらうこともできない。
また、封筒もコンビニで買えるようなありがちなのだし、消印は会社近くの郵便局。
私じゃないってなかなか信じてもらえない。
特に、その場に同席してた営業の課長が、頭から犯人は私だと思い込んでて、
「よくこういうこと書けるねぇ」とか半笑いで言われ、悔しくて涙が出た。
それでも話しているうちに、主任の方が半信半疑になってきて、何かあったら連絡するから、混乱を避ける為に少し休んでくれと言ってきたので、 納得はできないものの、しばらく休むことにした。
10日くらい経った頃に主任から電話がきて…