どこでもドアが欲しかった

友たちがメンヘラの彼女と付き合っていた。しかし、徐々にエスカレートしていって…

time 2016/11/24

友たちがメンヘラの彼女と付き合っていた。しかし、徐々にエスカレートしていって…

その友達とメンヘラ彼女との出会いは、彼のバイト先に、彼女が友達と遊びにきたこと。
彼女は彼に一目惚れ。 

そのまま告白され、彼女のかわいさに彼も惚れ、付き合うことに。 

彼女は結構いい家柄の娘らしく、住んでるのは某有名なショッピングビルの上の居住階。 
親と同居していて、一人娘らしかった。 

彼女は芸能人並みにとてもかわいい子で、性格もちょっときつい感じだがMっ気のある彼はどんどん惚れていった。

今までの彼にもそうだったようだが、結構なお嬢様気質で、相手がどこで何していようとお構いなしに電話をしてきて、
新宿まで迎えに来い、と言う。
学校が午前で終わる時も呼び出す。

彼の通っていた大学がたまたま新宿に近かったため、彼は授業等を抜け出し送り迎えをしていた。

周りからは
「彼女はちょっと度が過ぎるんではないか」
と言われても、 彼女のそのちょっとワガママな所に惚れていたので、毎日が嬉しく、いつも電話が来るのを心待ちにしていた。

それから何日かが過ぎた日、彼が私達(友達数人)に相談をしてきた。
彼女の独占欲が半端ではなく、携帯のメモリーの女を全て消せと言ってきたという。
私(筆者のことです)のことも
「浮気相手」
だと決めつけ、直接会って話し合いがしたいと言っているとのこと。
私には付き合って長い彼氏がいたので、それをきちんと伝えてもらった。
しかし彼女は納得してくれない。
ゼミが一緒だったのでメモリーを消すわけにもいかず、私は彼女宛に
「彼氏には手を出しません。安心してください。 もし彼と何かあった場合は金1000万円を払います」
という書類を書かされた。←彼女の指示

そして、彼は、元カノ系から連絡が来ないようにアドレスを変えさせられた(○○love○○love@~)○は彼女の名前
この辺りから、彼は彼女を少し煙たがるようになってきた。

デートの回数も減り始めていた、ある日。
彼女が大事な話をしたいと呼び出してきた。

別れ話かもしれないと、少し期待しながら待ち合わせ場所に行くと、彼女が腕に真っ白の包帯をして立っていた。
彼を見つけて、笑顔で走ってくる彼女。
喫茶店に入って、彼女は笑顔で包帯を取った。
「これ、私の気持ちなの。あなたのこと想って切ったの。こんなに出来るぐらい好きなんだよ」
手首には無数の切り傷。

彼はいよいよ怖くなり、告白された時に一緒にいた彼女の友達に相談。
友達曰く、彼女は恋愛体質でとてものめりこんでしまうタイプとのこと。
今までの彼にも同じようなことをして、気味悪がられ、夜逃げ同然で逃げられてしまったりしていたらしい。
しかも、精神科に通院しているという。彼と付き合ってるその時も。
なんとか別れたいと彼は思っていたが
「そんなこと言ったら何をし出すか分からないからやめて欲しい」
と友達。
毎日何十件と来る電話、百通単位のメール。。
彼はだんだんノイローゼ気味になってしまい
「俺さえ我慢すればいいのだから」と彼女との交際を続けていく。

「私は毎日、薬を飲んでいて、これを飲まないとタヒんでしまう病気」
「あと数年の命。病気だから仕方がない」
「早く○○くんのお嫁さんになりたい」
「お医者さんに、今の私から○○くんを取ってしまったら抜け殻病になってしまうねと診断された」
等、所々意味不明の発言・朝方でも平気で呼び出す・少しでも他の女を見ただけで街中で大声で泣きわめき、気がふれたように怒る。
夢で彼が浮気している所を見た、と彼の部屋に盗聴器をしかけ、通話記録を勝手に取り寄せ、彼の友達に電話しまくったりしていた。
離れている時は、逐一何をしているかメール、誰が同席しているのか写メールで報告。
彼は5キロ体重が落ち、我慢の限界を超えたために、別れを決意。

メールで一方的に別れを告げた。
すると電話・メールの嵐。
「どうして?」
「私が悪かったの。許して」
「別れるなんて言わないで」

それでも返事がないと、どんどん文面がエスカレートしていく。
「人でなし」
「浮気者」
「嘘つき」
だんだん常識の域を超えていく。

「タヒんでやる」
「今手首を切った」
「これから首もとを切る」
「血がたくさん出たよ はぁと」
「目の前が真っ白になってきた」

心配になって彼女の友達に様子を見て貰う。
かなり安定剤を服用しているらしくて、ぼんやりしているらしいが生命の危険はないとのこと。
彼はこれで少しずつ彼女との距離を開けて、別れられると思っていた。

そのまま数日が過ぎた、ある日。バイトから帰ると家の前に彼女。
両手首に無数の傷、血もたくさん付いている。
処置しようと家にあがらせると突然服を脱ぎだし「行為しよ♪」
下を開き「すぐにでも入るよ♪さぁ!」
彼が「俺達別れただろ」と言うと、彼女はケラケラ笑い
「どうしたの??どんな冗談?」全く意味不明。
彼は混乱して、とりあえず帰れと服を着させ、血を拭き、体をドアの方に押した。
すると彼女が玄関で転び、お腹を押さえる。
真っ青な顔で彼女「何するの?!」
彼「ごめん、そんな強く押したつもりは・・」
彼女「この子に何かあったらどうするの?」
彼「ハァ?」
彼女「んもう、まだまだ子供なパパでちゅねぇ」お腹さすさす。
彼、意味がわからず取り乱す
彼「え、妊娠してんの?」
彼女「あ、今蹴ったよ。何ともなかったみたい。良かったでちゅねぇ」
彼は慌てて、話をしようとするが彼女は突然立ち上がり
「今日検査の日だから帰るね」と言って立ち去ってしまう。←深夜です
全く寝耳に水の出来事で、混乱しまくる彼。

翌日、話を聞いた彼の友達が集まり、色々整理しながら話を聞くことに。
すると、彼はもう数ヶ月、行為はしておらず、前回の女子の日がいつ来たかも把握しているという。
その女子の日の後、一度も行為をしていない為、彼の子供ではないと判明。安心したのもつかの間。
彼女からのメールがくる。
しかし文面を見ると、彼の兄が代筆で送ってきたメールのよう。
「○○は心底君に惚れている。今の○○は痛々しくて見ていられない。兄の自分からも御願いするので、別れないで欲しい」
彼がもう付き合えないとの旨を返信すると
「じゃあお腹の子はどうなるんだ。1人で産んで育てろというのか、鬼畜野郎」
彼「身に覚えがないんだす」
兄「○○が他の男の子を身籠もったとでも言うのか。ふざけるな。最低な野郎だ。氏ね」
彼「でも本当に身に覚えがないんです」
兄「嘘ついてんじゃねぇ。そこまで○○と別れたいのなら、手切れ金払え。子供おろすから15万だ」

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